自社薬局のGBPで、来店意図(ルート検索)を前年同期比+68%にした
- ルート検索(来店意図)
- 263件 → 442件(前年同期比 +68%)
- 総表示数
- 19か月ほぼ横ばい
- 計測期間
- 19か月分の日次データ
支援内容: MEO(Googleビジネスプロフィール)運用 / 効果測定・KPI設計 / 投稿・写真の定常化
課題
当社が運営する銀座の漢方薬局のGoogleビジネスプロフィールは、総表示数が月6,488〜10,128の範囲で19か月ほぼ横ばいでした。この数字だけを見ていると「特に動きはない」と読めます。
しかし総表示数は「見つかった量」であって、「来店につながる行動が起きた量」ではありません。横ばいの内側で何が起きているのかは、この指標からは分かりませんでした。
実施したこと
Business Profile Performance APIで2025年2月からの日次データを19か月分取得し、月次に集計しました。そのうえで指標を2種類に分けています。
- 表示系(PC・モバイル × マップ・検索の表示回数)=見つかった量
- 行動系(ルート検索・通話・ウェブサイトのクリック)=見つかったあとに起きた行動
季節による増減を比較から外すため、2月〜7月という同じ6か月どうしで前年と比べました。単月比較は使っていません。実データでは通話が月4件から52件まで振れており、単月では簡単に「+300%」「−70%」が作れてしまうためです。あわせて検索語句も取得し、どんな言葉で見つかっているかを確認しました。
運用面では、投稿と写真の更新が止まらないよう仕組みとして定常化し、口コミへの返信も継続できる体制に変えています。
結果
同期間(2〜7月)の前年比較で、**ルート検索は263件 → 442件(+68%)**でした。地図から経路を調べる行動、つまり来店意図は増えています。
一方で総表示数は19か月ほぼ横ばいです。総表示だけを見ていた場合、この改善はまったく見えませんでした。KPIの置き方を変えなければ、来店意図が7割近く増えたことに気づけないままだったことになります。
検索語句も確認しています。直近3か月の表示のうち非ブランド語が99%(店名で探された表示は150回)で、店名を知らない人に見つけてもらえている状態でした。
なお、ここで示しているのは同時に起きた変化であって、施策と数値の因果関係を証明したものではありません。当社はこの検証結果をもとに、KPIを総表示数から行動指標へ切り替えて運用しています。
この事例から持ち帰れること
- 総表示数(閲覧数)を単独のKPIにしない。 横ばいに見えても、来店意図は別の動きをしていることがある
- 表示と行動を分けて持つ。 来店を目的にするなら、まず見るのはルート検索と通話
- 単月で判断しない。 母数の小さい指標は月ごとの振れが大きく、増減率だけでは意味を持たない
- 同じ期間どうしで前年と比べる。 直前の月との比較は季節の影響を拾う
※本件は当社が運営する自社薬局での実証です。数値はGoogleの提供するBusiness Profile Performance APIで取得した実測値(2025年2月〜2026年7月)です。成果は業種・商圏・競合状況により異なります。
※成果は事業者さまの状況・実施内容によって異なります。