MEO

クリニックMEOのキーワード選定|地域×診療科で決める狙い方の基準

「MEO対策を始めたものの、Googleビジネスプロフィール(GBP)にどんな言葉を書けばよいか分からず、とりあえず診療科名だけ入力して更新が止まっている」という院は少なくありません。MEOのキーワード選定は、闇雲に語句を並べることではなく、地域名と診療科名を軸に、患者が実際に検索する言い回しへ絞り込む作業です。順番を間違えると、いくら投稿を続けても来院につながらない語句にリソースを割き続けることになります。

まず押さえるべき要点は3つです。

  1. 軸は「地域名×診療科名」:ビジネス名を飾らず、投稿文やサービス欄で組み合わせを使い分ける。
  2. 症状名は補助的に使う:診療科名だけでは拾いきれない検索意図を症状語で補完する。
  3. 反映先を決めてから語句を選ぶ:どの項目に書く語句かを先に決めることで、優先順位が自然に決まる。

MEOのキーワードとは、GBP上のどこに反映されるかで意味が変わる語句のことです

MEOのキーワードとは、Googleマップやローカル検索結果で自院が表示されるきっかけとなる、地域名・診療科名・症状名などの語句の組み合わせのことです。通常のSEOキーワードと違い、ビジネス名・カテゴリ・属性・投稿文・Q&Aなど反映先が複数に分かれている点が特徴です。同じ「内科」という語でも、カテゴリに設定するのか、投稿文に自然に含めるのかで、狙える検索意図が変わります。まず語句を先に決めるのではなく、「この語句をどこに書くか」を先に整理しておくと、選定作業が迷走しにくくなります。基本的な運用の全体像はクリニックのGoogleビジネスプロフィール(MEO)運用の基本でも整理しています。

キーワード選定の判断基準:診療圏・診療科・検索意図の3軸で絞り込む

候補語を出す前に、次の3つの軸で自院の条件を確認しておくと、選ぶべき語句が絞り込みやすくなります。

  • 診療圏の広さ:徒歩圏中心か、車での来院が多いかで、狙う地域名の粒度(市区町村名か駅名か)が変わります。
  • 標榜科の数:単科であれば診療科名は1つで済みますが、複数標榜している場合は科ごとに優先順位をつける必要があります。
  • 患者の検索意図:「症状で探している」のか「診療科名で探している」のかによって、症状語を前に出すか後に回すかが変わります。

このうち診療圏については、感覚だけで広げると実態とずれるおそれがあるため、クリニックの競合調査の進め方で紹介している診療圏分析の考え方を併用して裏付けを取ることをおすすめします。

実務手順:候補語の洗い出しから優先順位付けまでの5ステップ

キーワード選定は、次の順番で進めると迷いにくくなります。

ステップやること反映先の目安
1. 診療科・地域の棚卸し標榜科と診療圏内の主要エリア名を書き出す事前整理(GBP未反映)
2. 患者データの確認既存患者の居住エリア・来院理由を受付台帳などで確認優先順位付けの根拠
3. 組み合わせパターン作成地域名×診療科名、診療科名×症状名の組み合わせを作るカテゴリ・投稿文
4. 表現のガイドライン確認誇大・断定表現になっていないかを確認全反映先共通
5. 反映と検証投稿・Q&A・属性に分散して反映し、表示回数を確認GBPインサイト

候補語のパターンは、大きく分けると以下のようになります。

キーワードパターン検索意図の傾向主な反映先
地域名+診療科名○○市 内科通える範囲で探しているカテゴリ・投稿文
駅名+診療科名○○駅 小児科通勤・通学経路で探しているサービスエリア・投稿文
診療科名+症状名内科 発熱外来症状から受診先を絞っている属性設定・Q&A
診療科名+条件語歯科 土曜診療通いやすさで絞り込んでいる属性設定・投稿文

反映先はどこか|カテゴリ・属性・投稿・口コミ返信への落とし込み方

選んだ語句をどこに書くかで、拾える検索意図が変わります。カテゴリには診療科名を中心とした語句、属性設定には「土曜診療」「バリアフリー」などの条件語、投稿文には症状名や季節性のある語句を自然な文章として反映するのが基本です。ビジネス名に語句を詰め込む対応は避け、正式名称のみを使うようにしてください。順位が上がらない要因は語句選定だけとは限らないため、MEOで順位が上がらない理由で整理している評価要素と合わせて確認すると、選定と運用のどちらに課題があるかを切り分けやすくなります。また、口コミへの返信文にも地域名や診療科名を自然に含めることで反映範囲を広げられますが、返信内容が定型文になりすぎないよう低評価口コミへの返信例文集のような具体例を参考にするのも一つの方法です。

やりがちな失敗と回避策

  • ビジネス名に語句を詰め込んでしまう:ガイドライン違反として修正を求められるおそれがあるため、正式名称のみを使い、語句は投稿文や属性に分散させます。
  • 地域名を広げすぎる:来院実態と合わない地域名を並べても表示機会は増えにくく、投稿文の一貫性も崩れやすくなります。既存患者データを起点に絞り込む方が無難です。
  • 診療科名だけで止まってしまう:症状語や条件語を組み合わせないと、検索意図の一部しか拾えません。自院サイトのSEO設計と合わせて見直すと、クリニックSEO対策の基本で紹介している診療科・症状・地域名の設計と一貫性を保ちやすくなります。

よくある質問

Q. MEOのキーワードは何個くらい設定すればよいですか? A. ビジネス名に診療科名やキャッチコピーを詰め込むとガイドライン違反のリスクがあるため、正式名称のみを設定し、投稿文やサービス欄で診療科名・症状名・地域名を使い分ける方法が一般的です。件数を追うより、診療圏の広さと標榜科の数に応じて優先順位をつける進め方が実務的です。

Q. 地域名はどこまで細かく設定すべきですか? A. 市区町村名だけでなく最寄り駅名や隣接エリア名も候補になりますが、実際の来院データと照らし合わせずに範囲を広げすぎると、的外れな集患につながるおそれがあります。まずは既存患者の居住エリアを確認してから、狙う地域名の優先順位を決める進め方が無難です。

Q. 診療科名と症状名はどちらを優先すべきですか? A. 標榜している診療科名を軸にしつつ、来院理由として多い症状名を補助的に加える組み合わせが基本です。症状名を前面に出しすぎると医療広告ガイドライン上の表現に注意が必要になる場合があるため、事務局の見解を確認しながら文言を調整する運用が望ましいです。


キーワード選定の手順を自院に当てはめる際は、チェックリストを無料でダウンロードして、診療科・地域・症状語の棚卸しから始めることをおすすめします。現状のMEO運用がどこにボトルネックを抱えているか判断がつかない場合は、無料診断で反映先ごとの状況を確認したうえで、優先順位を組み直すとよいでしょう。

集患・採用のお悩み、まずは30分の無料相談から 1分で無料マーケ体制診断 お問い合わせ